[精神医学] 笠原嘉さん

中公新書から出ている「青年期」という本があります。
その著者が笠原嘉さん。


名古屋大学の医学部の教授さんだったのですが、当時は「ひきこもり」という言葉もありませんでした。



でもそういう症状が至るところでぽつぽつ見られた頃。
豊かな社会の不毛。



1985年くらいに「アパシーシンドローム」という著作もその後だされ、青年に限らず退職された男性におこる「燃え尽き症候群」なる言葉もこの方がだされたと思います。

男性には無いと言われた更年期障害もこの方の観察の結果、提案された。



アパシー・シンドローム (岩波現代文庫)

アパシー・シンドローム (岩波現代文庫)

青年期―精神病理学から (中公新書 (463))

青年期―精神病理学から (中公新書 (463))

退却神経症―無気力・無関心・無快楽の克服 (講談社現代新書)

退却神経症―無気力・無関心・無快楽の克服 (講談社現代新書)